シミュレーション機構
- 光源側からの光線追跡と視点側からの光線追跡とを併用したハイブリッドな計算手法により、三次元空間内における光の挙動を再現
- 処理の実行が漸進的に行えるため、処理中に結果を随時表示することや計算の中断・再開が可能
モデルの作成
- 外部CADとのインターフェース(IGES、STEP等)により、既存のCADデータを活用したモデルの作成が可能
- 光源に任意の配光分布を設定できるため、実測に基づいた放射特性を用いたシミュレーションが可能
- 緯度、経度、日時を指定し、地球上の任意地点における昼光(天空光)の状態を再現することが可能
- 入射や出射の方向に依存して変化する反射・透過特性(BRDF/BTDF)を取り扱い可能
- 媒質内部における散乱(内部散乱)を、含有されている微小粒子の大きさや濃度、光学特性等により記述可能
- 膨大な個数の微細形状(マイクロレンズ等)が、大きさや密度を変えながら分布する表面の定義が可能
シミュレーション結果の提示
- シミュレーション結果を、照度や輝度、光度や色度といった物理値として照会する事が可能
- 光源から放射された光線の三次元空間内における伝播経路を視覚化することが可能
- 高度なレンダリング機能により、設定された照明条件下における物体の見映えを高い水準で再現可能
- IBL(Image-Based Lighting)のサポートにより、実在する環境や照明条件下に物体を配置した状況をシミュレーション可能
- OpenGL®ハードウェアによる三次元表示の場合でも、影や映り込みを考慮した表示を行うことが可能
その他
- 内蔵の複数CPUコアによる並列処理に加えて、ネットワーク上の複数のマシンによる並列処理が可能
- 光源の配光として、ニアフィールド測定により得られたデータ(rayset)を使用する事が可能
- 波長毎に材質や光源の特性を設定し、計算結果も波長毎に提示する事が可能
- 利用者向けに高精度なBRDF/BTDFの測定サービスを提供


